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名医とつながる!たけしの家庭の医学 腸漏れ&心臓やわらか物質&テロメア

健康寿命を伸ばし元気に長生きできる最新の方法を紹介。

腸を元気にする科

・全身の不調&病の新原因 超漏れ徹底解明

たかが便秘と侮って、そのまま放っておくと大変な事になる場合がある。
最近、よく耳にする腸内フローラ。
腸内にいるおよそ数百兆個の最近がお花畑のように咲き乱れているイメージから、そう呼ばれている。
腸内細菌のバランスが保たれていると、様々な病から身体を守ることが可能になると言われている。
しかし最近では、生活習慣の乱れなどから腸内フローラのバランスが崩れていると言われている。
その結果、最新研究では腸にある異常が起きていることが分かってきた。


腸内フローラに次いで、医学界で注目されている今回の重要ワードが「腸漏れ」。
腸の中の毒素が漏れ出し、全身で様々な不調を起こしているという。
腸漏れは、食生活など生活習慣の乱れが原因。


番組オリジナル、気が付かないうちに腸漏れを起こしている人はどれだけいるのか、徹底調査。
普段、何らかの身体の不調を感じているという40~60代の男女20名の協力を得て調査した。

まず最初に行う検査は血液検査。
血液中に腸から漏れ出した毒素が潜入していないか調べた。
正常範囲は0.1以下。2
0名中、腸漏れの疑いありと判定されたのは18人だった。
この結果について、横浜市立大学大学院の中島淳先生は、「皆さんお元気だが、身体の中にはごくわずかなばい菌の毒素が入っている。長期に続くと色々な病気のもとになる」と話した。


40代未満の人でも腸漏れが起きている可能性がある。
そこで、20代を代表し、誠子の血液検査を実施。
その結果、腸漏れの疑いありと判定された。
スタジオで、横浜市立大学大学院の中島淳先生を紹介。
腸漏れの医学的な正式名称は「リーキーガット」で、この数年ほどで分かってきた最新の病態だという。


腸漏れについて解説。
食べ物を分解し栄養分を吸収する小腸の壁に、腸漏れを起こす秘密があるという。
腸の壁は、腸の中の物質が漏れ出ないように防ぐ役割があるが、腸の中には悪玉菌が出す毒素も存在しているため、腸の壁に炎症が発生すると壁の一部が弱くなり、腸漏れが起きる。

腸漏れにより毒素などが血液に侵入すると全身に運ばれ、様々な場所で問題が起きる。


・実際にあった症例 腸漏れが引き起こす4つの病

腸漏れは、命にもかかわる重大な病の原因にもなる。
神奈川・横浜市に住む佐藤京子さんは、腸漏れによって4つの大きな病を経験した。


京子さんの体に異変が生じたのは、今から17年前。
スポーツインストラクターをしていたご主人と結婚して31年、大きな病気もせず元気に過ごしていた。
しかしある日、いつものようにランニングをしていると、激しい運動をしていたわけでもないのに息苦しさを覚え、走り続けることが出来なくなった。
その時は年のせいにして、気にも留めなかったという。


超漏れが原因で4つの病を経験した佐藤京子さん。
夜中、突然激しい咳に襲われた。
すると、胸のあたりから身体の中で風が吹いているような音がしたという。
近所の内科を受診すると、京子さんは喘息と診断された。
この喘息が、腸漏れによって引き起こされた第1の病。


5年後、京子さんが60歳で健康診断を受けた時のこと。
糖尿病と診断された。
この糖尿病が、腸漏れがもたらした第2の病。
さらに糖尿病が発覚してから2年後、新たな病が京子さんを襲う。
買い物に出かけようと買う物を書き出そうとしたその時、手に力が入らなくなり、右手が痺れ、目がちらつき呂律も回らなくなった。

すぐに病院に搬送され、精密検査の結果、脳梗塞と診断された。
この脳梗塞も、腸漏れがもたらした第3の病。
京子さんは、脳梗塞の発作から左半身が麻痺してしまい、車いすでの生活を強いられることになった。


今から5年前、京子さんが67歳の時、夏の暑い夜に寝ていると、全身の震えが止まらなくなった。
また呼吸も荒くなり、心臓もバクバクと脈打ちだした。
病院に搬送されると、敗血症と診断された。
この敗血症が、腸漏れがもたらした第4の病。


京子さんを苦しめた喘息、糖尿病、脳梗塞、敗血症は、全て腸漏れが原因と考えられた。
腸漏れにより全身へと運ばれた毒素や最近が、肺や血管など全身で炎症を起こした結果、4つの病を発症した。


腸漏れの予防・改善が期待できる2つの方法が、お酢・食物繊維の2つ。

・お酢&食物繊維で腸漏れを予防・改善 検証

腸漏れの予防・改善が期待されるお酢と食物繊維。
アメリカで発表された論文では、お酢に多く含まれる物質が腸の細胞を活性化し、腸漏れを防ぐという報告がある。
またジャーナル・オブ・ニュートリションでは、お酢に含まれる物質が腸粘膜のバリア機能を促進させたという研究結果が報告されている。
お酢に含まれる物質とは、短鎖脂肪酸。短鎖脂肪酸とは、腸内フローラをキレイに保つために必要な栄養素の一種。
さらに食物繊維は腸内細菌で分解・発酵され、短鎖脂肪酸に生まれ変わるため、食物繊維の摂取も効果的。


お酢と食物繊維を毎日食べ続ける超漏れ改善チャレンジ。
腸漏れの疑いありと判定された梅津はるみさんの協力を得て、お酢と食物繊維の効果を検証した。
料理になるべくお酢を使い、食物繊維たっぷりの野菜を意識して食べてもらう。

腸漏れの疑いありと判定された梅津はるみさんの協力を得て、お酢と食物繊維の効果を検証した。

料理になるべくお酢を使い、食物繊維たっぷりの野菜を意識して食べてもらう。

改善チャレンジ2日目、お通じがよくなるという変化が見られた。
さらに改善チャレンジを始めてから、1日100g~200g体重が減っているという。


5日間の改善チャレンジが終了。
血液中の毒素量を調べると、検証前の0.2から0.16へと改善した。

中島淳先生は、「現代人は食物繊維の量が不足している。お酢は多く摂ると危険なため、適度な量のお酢を使うことで長期的に血液中の毒素が改善していく」などと話した。

 

心臓を元気にする科

・心臓を若々しく保つ心臓やわらか物質を発見

一生で約30億回拍動する心臓。心不全を起こさないためにはどうすればいいのか。心不全にならないための重要ワードが、「心臓やわらか物質」。


・加齢で硬くなる心臓を改善 心臓やわらか物質とは?

心臓は、年を重ねると小さく硬くなる。
加齢とともに心臓の筋肉が硬くなり、上手に動けなくなるという。
心臓が小さく硬くなると、少し階段を登っただけで息切れを起こしたり、妙に疲れやすくなったりする。
心臓が硬くなる状態がさらに悪化すると、重度の心不全を引き起こす。


・加齢で硬くなる心臓を改善 心臓やわらか物質【SOD】

心臓やわらか物質の正式名称は「SOD」。
体内に存在している酵素の一種で、SODをたくさん分泌させることができれば、心臓をやわらかくできる可能性がある。

山形大学が昨年10月に発表した論文によると、60代の男女およそ3000人を、SODがしっかり分泌できているグループとそうでないグループとに分け、10年間に渡って追跡調査したところ、分泌できているグループの心不全での死亡率は、そうでないグループに比べわずか6分の1だったという。


心臓は、30代から硬くなる。
スタジオで、東京都健康長寿医療センターの原田和昌先生を紹介。
原田先生によると、若い時の心臓の筋肉は軟式テニスボールのようにやわらかいが、高齢者の心臓の筋肉は硬式テニスボールのように硬くなるという。
年を取っても心臓の拍動数はあまり変わらないが、心臓の筋肉が硬くなると1回の拍動で送る血液の量が減り、血液の量が常に不十分な状態になる。
正常な心臓から1日に送り出される血液の総量は約7000リットルだが、心臓が硬くなると3分の1減少する。


心臓やわらか物質のSODは、地球上の多くの生物に重要な影響を与える。
アメリカ国立老化研究所の研究で、人間を含む数種類の哺乳類のSODを測定したところ、SODの量が多いほど寿命が長くなるという。


・心臓やわらか物質【SOD】 どの動物が最も多く寿命が長い?

どの動物が最もSOD量が多く寿命が長いのか、徹底調査。血液を採取し、1mlあたりに含まれるSOD量を測定する。犬、猫、猿、馬、ハツカネズミ、人間のSOD量を測定した。


スタジオで、SODが一番多い動物を予想。
ガダルカナル・タカは、「猿はナチュラルでまあまあ生きる」とコメントし、猿と予想した。
誠子は、「毛量見る限り生命力強そう」と、人間を選んだ。


どの動物が最もSOD量が多く寿命が長いのか、徹底調査。
血液を採取し、1mlあたりに含まれるSOD量を測定する。
犬、猫、猿、馬、ハツカネズミ、人間のSOD量を測定した。
結果、SOD量が最も多かったのは人間で値は6.2。2位は猿、3位は馬、4位は猫、5位は犬、最下位はハツカネズミだった。

一方、それぞれの動物の平均寿命は、ハツカネズミは3年、犬は14年、猫は15年、馬は25年、猿は30年、人間は80年。SODが最も多い人間が、平均寿命も長い。
この結果には、心臓と寿命との関係が反映されている。


全ての動物は、一生で心臓が拍動できる回数が限られている。
その数は、約10億回。
1分間に600回拍動するハツカネズミの場合、その寿命はおよそ3年、1分間に120回拍動する犬なら、その寿命はおよそ15年、1分間に75回拍動する猿はおよそ25年というように、それぞれの平均寿命に近い値となる。

しかしこの法則を人間に当てはめると、1分間の拍動が70回ほどの人間の寿命は、わずか30年。

実際の日本人の平均寿命とは50年の開きがある。
人間に長寿をもたらしているものこそが、他の動物に比べて豊富なSODだという。
人間は、進化の過程で多くのSODを分泌する方法を体得した結果、心臓をやわらかく保ち10億回の拍動の限界を突破。
寿命を大きく延ばした。


・加齢で硬くなる心臓を改善 心臓やわらか物質を増やす方法

人間に多いSODだが、人間も加齢と共にSODの量が減ってしまう。
40歳を過ぎると、SODは急激に減少する。
心臓をしなやかに保つためには、SODの分泌を増やすことが重要。


高齢になってもSODを分泌させ、心臓を若く保つ方々が暮らす街がある。
原田先生いわく、静岡・熱海市の高齢者は、SODをしっかり分泌出来ている可能性があるという。


・心臓やわらか物質が多い 熱海の人々に学ぶマル秘分泌法

日本有数の温泉街である熱海。名産は干物。
なぜ熱海市の高齢者のSODが高いのか、SODを多く分泌させるマル秘ポイントを追った。


東京在住の70代以上の方5名と、熱海在住の70代以上の方10名のSOD量を測定。
血液中のSODの平均値を、東京と熱海で比べる。
東京の70代以上のSOD平均量は3.6、一方、熱海在住の石本みどりさんのSOD量は5.5、久保誠子さんは5.6で、10名中9名が東京の平均以上だった。
原田先生によると、SOD分泌のポイントは坂。
SODは筋肉を鍛えると分泌されるが、熱海は海岸から山までの距離が近く、住宅が山に沿って建設されているため、坂が多いのが特徴。熱海在住の高齢者は坂を毎日歩いているため、筋肉に負荷がかかり、SODを大量に分泌している。


・坂道の多い【熱海】で学ぶ 心臓やわらか物質を増やす方法

最もSODが多かった久保さんの生活に密着。
誰でも明日からできるSOD分泌法を探った。

久保さんの自宅は山の斜面に建てられており、掃除するだけでも上へ下への移動が多い。
敷地も広く、掃除だけでもかなりの運動量になる。
さらにこの日は、ご先祖様のお墓参りにも出かけたが、お寺も山の斜面に建てられているため階段や坂の連続だった。

久保さんは、約100段の階段を息も切らさず登りきった。

お墓参りの後は買い物へ。久保さんの自宅からスーパーへは800mの距離があり、高低差は40m。
10階建てのビルに相当する高さを上がり下がりしている。


SOD分泌ポイントは、坂道や階段をよく歩くこと。
原田先生は、SODを多く出す歩き方のコツについて、「階段昇降はゆっくりやった方が負荷になる。ゆっくり体重をかける方が負荷になる」などと話した。


全身の老化を止める科

・病を防ぎ寿命を延ばす最新情報 世界が注目

全身の老化を止めるためには、何に気をつけたらいいのか。
老化に関する最新研究の成果が、続々と発表されている。
重要ワードは「身体の中の靴ひも」。
誰もが身体の中に持っている靴ひもに、全身の老化を止め寿命を延ばす力が秘められているという。
靴ひもの存在が明らかになったのは今から8年前。
靴ひもの研究を行ったエリザベス・ブラックバーン博士には、ノーベル医学生理学賞が贈られた。
キーワード
エリザベス・H・ブラックバーンノーベル賞老化
寿命を左右する身体の中の靴ひもは、2本が対になって並んでいる。
注目すべきは靴ひもの両端部分で、実際の靴ひもではほどけない様に束ねられているプラスチックの部分に相当する。
その身体の中の靴ひものプラスチック部分は、医学的な正式名称で「テロメア」と言う。

・病を防ぎ寿命を延ばす 最新情報 体内の靴ひも【テロメア】とは?

寿命を左右するテロメア。
若い人にはテロメアがしっかり存在するが、年を取るとテロメアが小さくなっていく。
またこのテロメアが短くなることが、様々な病とも関係があると世界中の研究者から報告され始めている。
そのため、日本の名医達もテロメアに注目している。
愛知県がんセンター研究所の松尾恵太郎先生は、「テロメアが短いと長い方よりがんになるリスクが3~4倍高い」と話した。
また日本動脈硬化学会の横手幸太郎先生は、「動脈硬化が進んでいる人や動脈硬化の結果として死亡する人は、テロメアが短い」などと語った。

さらに日本認知症学会の遠藤英俊先生は、「テロメアが短いと脳機能が低下する」などと述べた。


テロメアを長くするにはどうすれば良いのか。
カリフォルニア大学サンフランシスコ校のエリッサ・エペル教授に、テロメアについて話を聞いた。
エペル教授によると、日々の生活においてあることをすると、テロメアが短くなるスピードを緩められるという。


京都大学の石川冬木先生を紹介。
なぜテロメアが短くなると寿命も短くなるのか、石川先生が解説した。
人間の身体の細胞は、全部で約60兆個。

テロメアは、1つの細胞に46本ある。
テロメアが短くなると、体調が悪化し寿命が短くなるという。
46本あるテロメアのうち、1本でも壊れると体調悪化や寿命の短縮につながる。
テロメアが短くなるのは、細胞が行うとても大事な働きと関係しているという。
テロメアは、細胞分裂が起こることで短くなっていく。
細胞が数百回分裂すると、テロメアはギリギリまで短くなる。
テロメアがギリギリまで短くなると、細胞は細胞分裂を止めるよう命令を出し、結果として古い細胞が生き残って老化が進む。


テロメアが短くなることこそ、身体の老化を進める原因。
老化の先に待ち受けているのが、命に関わる身体の異常。
テロメアが短くなると全身の様々な場所に悪影響を及ぼし、寿命も短くなる。
テロメアが短くなるのは誰にでも起こる。
同年代でも、人によってテロメアの長さが長い人と短い人がいる。


・病を防ぎ寿命を延ばす【テロメア】 なぜ人によって長さが違う?

テロメアの長さに差が生まれる原因が、物事の考え方。
同じ出来事でも受け止め方によって、テロメアの短くなるスピード

・老化のスピードがわかる物事の考え方問診

3つのシチュエーションを描いたドラマを見て、その時に自分ならどう考えるのかを問診でチェック。
テロメアの短くなるスピードが遅いタイプか、速いタイプかを診断する。
問診で分かるのは、物事をネガティブに捉えやすいか、ポジティブに捉えやすいか。


・病を防ぎ寿命を延ばす【テロメア】 短くするのはネガティブ思考

石川先生によると、物事をネガティブに捉えがちな人はポジティブな人よりもストレスが多く、そのストレスがテロメアを短くするスピードを速める可能性があるという。

病を防ぎ寿命を延ばす【テロメア】を早く短くする危険なネガティブ思考とは?

ネガティブ思考の人でも、さらにテロメアが短くなるスピードを速める危険なネガティブ思考がある。
カリフォルニア大学サンフランシスコ校のエペル教授は、面接ダブルストレス検査を実施。
目的を知らされずに集まった被験者に、自分の長所と短所について2人の面接官の前で5分間スピーチするよう言い渡す。
スピーチの際、面接官は一切反応せず無表情のまま。
人前で話せといきなり知らせること、一生懸命話してもリアクションゼロという2つのストレスを被験者にかける。


面接ダブルストレス検査では、突然の面接という嫌な出来事を体験する前と体験した後で、ストレスの受け止め方をチェックした。

そしてエペル教授は、この2つのストレスの受け止め方によって、テロメアをより早く短くする危険なネガティブ思考が判明したという。

エペル教授によると、反応しない面接官の前でのスピーチを終えた被験者は、一様にストレスを感じていた。

しかし重要なのは面接を受ける前で、まだ面接を受けていないのに不安を抱いた人々の方が、テロメアが短くなっていたという。


・病を防ぎ寿命を延ばす【テロメア】を早く短くする悪い未来の先読み思考

テロメアをより早く短くする危険なネガティブ思考とは、悪い未来を先読みしてしまう悲観的な考え方。
悲観的な考え方を強く持っている人は、普通の人よりも長期にわたってストレスを感じてしまい、テロメアの長さに悪影響を及ぼしているという。


悪い未来を先読みする人とそうでない人で、テロメアの長さはどれくらい違うのか。
60代の女性4人を対象に、危険なネガティブ思考かどうかを判定する問診を実施。
その結果、悪い未来を先読みする回答をしたのが2人、ポジティブな回答をしたのが2人だった。
その後、テロメアの長さを計測したところ、ポジティブな回答をした2人は平均値をクリアした。


悪い未来を先読みする人のテロメアの長さを計測。
すると、テロメアの長さは同年代の平均値以下だった。
物の考え方、ネガティブ思考はそう簡単に変えられるものではないが、危険なネガティブ思考の人でもテロメアの短くなるスピードをゆるめる最新方法がある。


・病を防ぎ寿命を延ばす【テロメア】 短くなるスピードをゆるめる方法

危険なネガティブ思考を持っている久本雅美。
「結婚に対して憧れは抱くが、周りを見ていたり話を聞いていたりすると、ネガティブに考えやっぱり結婚やめたとなる」などと話した。


・病を防ぎ寿命を延ばす【テロメア】 の長さを保つマインドフルネスとは?

テロメアの短くなるスピードをゆるめる可能性があるマインドフルネス。
マインドフルネスを行うと、テロメアをのばすタンパク質が分泌すると期待されている。


マインドフルネスは、今や世界で大ブームを巻き起こしている。
アメリカの有力誌であるTIMEはマインドフル革命と題した特集を組み、ゴールドマン・サックスもマインドフルネスを導入したり、NBAの選手もマインドフルネスを実践しているという。
日本の医学界でも、うつ病や慢性痛に効果が期待される方法として、用いられ始めている。
2014年にカナダの研究者が発表した論文では、マインドフルネスを実践したグループと実践しないグループのテロメアの長さを計測。
実践しなかったグループはテロメアが短くなっていたが、実践したグループはテロメアの長さが維持されていたという。


マインドフルネスの全貌を知るため、カリフォルニア大学ロサンゼルス校でマインドフルネスの研究をしているヘレン・ラブレツキー博士に話を聞いた。
ラブレツキー博士によると、マインドフルネスとは自分の呼吸を聞くこと。
背筋をまっすぐにして座り、目を閉じ、手は楽な位置に置き、普段通りに呼吸をする。
自分のしている呼吸の音を聞くことで、呼吸に意識を集中することが大切。
雑念が浮かんでもそれを受け入れ、再び自分の呼吸に意識を集中させる。
これを3分間行う。毎日複数回行うと良い。


ラブレツキー博士によると、マインドフルネスをするとストレスが軽減され、テロメアが守られるという。
そもそも人の頭の中は、今現在起きていることに加え、ちょっとした未来のことや過去のことなど、いくつもの思考が次々と思い浮かぶ。
中には悪い未来の先読みもあり、テロメアをより早く短くしてしまうストレスを作り出してしまう。
しかし呼吸に意識を集中することで、テロメアを短くするネガティブ思考が押し出されることになる。
これを3分でも毎日行うことで、現在に集中するクセがつき、ストレスの軽減につながる。
アメリカ国立衛生研究所も、マインドフルネスの持つストレス軽減効果の着目している。


・病を防ぎ寿命を延ばす【テロメア】 の長さを保つマインドフルネスを実践

悪い未来を先読みする危険なネガティブ思考のため、テロメアが短いことが判明した前田葵さんの協力を得て、マインドフルネスの効果を検証。
検証前に、まずは現在のストレス状態を計測。
その結果、交感神経が副交感神経よりも活発で、ストレスを感じている状態だったことが分かった。
前田さんには6日間マインドフルネスを行ってもらう。


悪い未来を先読みする危険なネガティブ思考のため、テロメアが短いことが判明した前田葵さんの協力を得て、マインドフルネスの効果を検証。
前田さんには6日間マインドフルネスを行ってもらった。
まず最初のマインドフルネスを行ったところ、前田さんは「雑念がいっぱい浮かんできた。
なかなか集中が難しかった」などと話した。
1日目は4回、2日目は5回、集中できないながらもマインドフルネスを続けた前田さん。
すると検証3日目、前田さんは「リラックスできる。気持ちが落ち着く」などと語った。その後も、前田さんはマインドフルネスを続けた。


6日間の検証が終了。
再び、ストレス状態を継続した。
検証前は交感神経が副交感神経よりも活発で、ストレスを感じている状態だったが、検証後は副交感神経が優位に立ち、ストレスが軽減した傾向がみられた。


・腸内環境をチェック&改善!

「腸内環境をチェック&改善!」のお知らせ。
詳しくは「たけしの家庭の医学」で検索。auスマートパスでも。


・たけし院長が名医に聞きたい【人間の寿命の真実】

ビートたけしは、「生物は死ぬことが大事。人間も進化するためには死なないといけないが、寿命を延ばすことはかえって進化の妨げになるという意見もある」とコメント。

原田先生は、「生物学の進歩はものすごくて、なかなか死ねない時代が来る。最近の研究では病気があっても100歳まで生きられる」などと話した。